最終更新日 2023年4月27日 by plavacek
介護職として最初に取得を目指す一般的な資格が、介護職員初任者研修です。
この資格を取得することで、訪問介護事業所でヘルパーとして働けるようになります。
また、この介護職員初任者研修資格を持っているということは、介護職として最低限の知識と技術を有していると認識してもらえるものです。
訪問介護事業所だけではなく、特別養護老人ホームなどでも働けるフィールドは広がります。
ただ、実際にはこの介護職員初任者研修資格は、介護の仕事でもスタートに過ぎません。
むしろ、この資格からステップアップを図ることで、賃金などの上昇が見込めます。
無論、出来る仕事の範囲も広がりますので、責任の重さも増えることにはなります。
介護職員初任者研修資格からステップアップを図るということでは、介護職員実務者研修資格を目指すことが考えられるところです。
この資格では、訪問介護事業所における管理者と同様に、居宅介護支援事業者のケアマネジャーが開催するケアカンファレンスに出席が出来るようになります。
出席時には、その専門的な見地から助言やケアマネジャーに対して、しっかりと話しをすることも可能です。
また、介護の利用者の状況を適宜ケアマネジャーに対して報告をし、場合によってはケアプランの変更などについても話しをする必要が生じることもあるものです。
すなわち、ケアマネジャーに対して、よりよりケアプランの作成のために訪問介護の視点から、フォローをすることが出来る立場をとれるようになっていきます。
利用者がよりいい介護が受けられるようにしていくわけですから、ただ単に介護を提供すれば良い存在ではなくなります。
その仕事は介護職員初任者研修資格者ですが、もし、今後さらに介護の専門的な知識や技術を高めていくと言うことであれば、介護職員実務者研修は避けて通れません。
また、さらにその上となると介護福祉士を目指すようになっていきます。
事業所において欠かせない存在になっていけるものです。